最近、北九州から宗像に引っ越した。
宗像は、博多と小倉の中間に位置し、玄界灘に面した自然豊かな場所だ。
職場は遠くなったが、海も空気も綺麗だし、すぐに釣りや海遊びができるのは何物にも代え難い。
それ以外にも楽しみだったのが、朝市で魚を買って捌くこと。
先日、早速鐘崎港の直売所に行ってきた。
家からは車で約20分。
開店は朝8時から。
この日はシケが続いた後ということもあり、いつもより魚が少ないとのことであったが、おじさんがとても親切に対応してくれて、色々オマケしてもらえた。
『ちょうどヒラスを捌いたけど、いる?』
と言うので、
『いいすね』
というと、20センチくらいのサク4本持ってきて、
『1,200円。』
とのこと。
やっす!
しかも300円で売っていたタイのアラまでオマケで付けてくれた。
このアラ、めっちゃ身が入ってる。
こりゃ毎週来てもいいわ。
直売所の向かいには、海鮮丼とかを食べられる食堂があり、朝飯も食っていこうと思ったが、10時開店(だったかな)ということで、断念。
帰りには『道の駅むなかた』に寄ってみた。
昼前くらいには何度か来たこともあったが、朝から行くのは初めて。
来てみてびっくり、朝イチは魚の品揃え半端ない。
石鯛とか、
真鯛ももちろん、
2,3キロはあるであろうアオリイカ、
ほかにもまだまだあって、もはやアトラクションである。
既にヒラスとアラを手に入れていたが、カワハギが安かったので購入。
ついでに子供達も好きなタコもゲット。
こりゃ日々の食が豊かになり過ぎるわ。
さて、夕食の仕込みの時間。
まずはアラ。
こいつは、あら汁で頂こう。
まず鍋に水を張って昆布を浸けておく。
その間、アラには塩を振って暫く冷蔵庫で寝かせ、その後霜降り。
自分は鍋で5〜10秒程度サッと湯がいて氷水にドボンと放り込んでいくスタイル。
そのあと流水で洗いながらウロコや血合いをゴシゴシ落としていく。
んでこれを鍋にぶち込んで火にかける。
沸騰直前に昆布を取り出し、暫く煮込んでアクを取ったら、
火を消して味噌をとく。
最後にネギぱっぱ。
他に具は要らぬ。
シンプル イズ ベスト である。
タイは本当によく出汁が出る。
出汁が濃いから味噌少なめでも味がしっかりする。
当然ながら、旨し。
火を消す前にちょっと酒を入れたら、もっと臭みが無くなってよかったかも。
それか、赤味噌でもいいな。
カワハギは肝を叩いて肝醤油にして、刺身。
安定王道の旨さ。
カワハギの刺身は本当に旨い。
タコもヒラスも刺身。
これで1,200円アラ付きは安いよなぁ。
ヒラマサはブリよりサッパリ、臭みも少ないから刺身向きだよね。
職人技で熟成させたブリも旨いけど、自分で釣って刺身で美味しく頂くのは、なかなか素人には難しい印象。
こんな感じで、いい宗像ライフのスタートが切れた。
次はイサキかな。
炙りが楽しみである。