先日、落とし込みで釣ってきた寒ブリ。
まだ冷蔵庫のかなりのスペースを占拠している。
もう妻からはブリ、ヒラマサ持ち帰り禁止令が発令された。
涙を流しながら、『私、もう、食べたくない…』と。
そんなに嫌がらなくても…
しかし、今あるものは食うしかない。
刺身も塩焼きも飽きたので、どう料理しようか悩む。
そうだ、ローストビーフのアレだ。
YouTubeで道場六三郎のお弟子さんの舘野雄二さんが紹介してくれてるローストビーフがめちゃ旨かったので、同じ様にブリでやってみたらどうなるか。
https://m.youtube.com/watch?v=eozHtEAqIq8
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これが例の動画。とても分かりやすく説明されており、ありがたい。
これと全く同じレシピを、ブリでやってみよう。
手順
1.材料の準備
①ブリのブロック(背中) 300g
②醤油 30ml
③みりん 60ml
④酒 90ml
2.たれを作る
②〜④を鍋に入れ、火にかけて沸騰したら弱〜中火で3分煮詰め、火を止めたらそのまま冷ます。
3.ブリを焼く
これは2日程冷蔵庫で寝かせておいたブリ。
ドリップに臭みが出やすいので、1日ごとにペーパーを取り替えておいた。
これを300gくらいの大きさにカット。このあたりはまぁ適当。あとでジップロックに収まればOK。
塩胡椒して、フライパンに油を敷いて表面を焼く。
感覚的にはカツオのタタキくらいのイメージ。
皮が厚いので、皮目は気持ち強めに焼いた。
これをフライパンから上げて少し放置。
熱を入れると身が崩れやすいので優しく掴むべし。
4.たれに漬ける
ジップロックに先程焼いたブリを入れて、タレを注ぎ、空気を抜く。
このあと湯煎するから、袋の耐熱温度に注意。
ジップロックのフリーザーバッグは耐熱100℃なのでこれを使っとけば安心でしょう。
こんな感じでピチっと。
動画でも説明があるが、鍋かボウルに水を貯めてジップロックを沈めながら水圧で空気を押し逃がすと綺麗に空気を抜くことができる。
風呂の浴槽に湯が張ってあったらそれを使うとやり易い。
間違えても口を開けたまま風呂に沈めないように☆
5.湯煎
鍋に湯を準備。
ローストビーフのときは68℃で30分だが、ブリはどうだろう?
とりあえず80℃くらいのお湯にジップロックを突っ込み、蓋をして布巾を被せて保温し、そのまま自然に温度を下げながら50℃以下になるまで放置してみた。
ジップロックを入れて少し温度が下がるので、実質芯温は70℃ちょいになる感じかな。
6.寝かせる
湯煎から取り出して、冷ましたら冷蔵庫で1日寝かせて完成。
実食
1日経って冷蔵庫から取り出してみると、ブリから出たコラーゲンが冷えてタレがジュレになっとるやないか。
常温で少し放置して、取り出したのがこちら。
うむ、美味そうだ。
切ってみる。
分かってはいたが、やはり、崩れる。
ちょっと湯煎で火が通り過ぎているな。
もう少し温度低いほうが良かった。
ちょっと切るのにコツがいるが、なんとか切れた。
ブリの臭みは全く無く、味もちゃんと染みてて、文句無しに旨い。
やはり醤油、みりん、酒の比は1:2:3が黄金比だ。
ローストビーフの動画にある追加のソースは要らないな。
子供もバクバク。
妻もこれなら食うとのこと。
ジップロックには漬けダレが残っているので、冷蔵庫を占拠しているブリをぶち込んでおいた。
これは冷凍して後日照り焼きで食おう。
ローストブリ、ええじゃないか。
で、ローストビーフとどっちが旨いかって?
ンなもんビーフに決まっとるやろ。