先週のインフルエンザ中、後輩からSUPフィッシングのお誘いがあった。
病み上がりで体力的に厳しいかとも思ったが、シーズンラストチャンスかもしれないので、天候が良ければ行くぜよと、快諾。
これでもかというくらいたっぷり睡眠をとり、超人的な回復力を発揮して当日を迎えた。
朝、5時過ぎに自宅を出発。
気温は 4℃。
車のフロントガラス凍っとるがな…
風邪引くわ!
家に戻って布団に潜りたい気持ちを押し殺し、いざ。
家の近くのセブンで食料を買いこみ、
その後、運転中に便意をもよおしたので目的地近くのファミマでお便所を拝借。
早朝営業サンキューやでぇ。
さて、今回は後輩のホーム、通称『マゴチの里』にて。
後輩は数十回と通っているが、毎回必ず50オーバーのマゴチを釣っているポイント。
マゴチ保証を付けるってんで、釣られてやってきた次第である。
現地に到着すると、外海はまだ波が残っており、エントリーが厳しそうだったので、博多湾内で勝負することに。
こちらもマゴチ保証ありとのこと。
準備をして7時に出艇。
風は多少あるものの、湾内はほとんど波もなく快適。
いつも通り、バルトのボトムスイミングでサーチ。
雰囲気はある。
が、異常なし。
初めての場所なのでどこをどう攻めてよいかわからないので、大きく流しながら広範囲を探る。
小さなアタリが一度あったが、これは乗らず。
大きく2流しほどやって、レンジバイブに変えて3流し目。
水深は10m程度か、ボトム着底からゆっくり巻き始めたところでひったくりバイト。
グッと手応えを感じたところで竿を煽ってアワセ。
中々の手応え、
いや、中々どころか、これはデカいぞ!
ドラグはほぼ締めているが、ズルズルと引き出されていく。
タックルはスコーピオン1631ff-2に、タトゥーラSV TW 6.3(最大ドラグ5kg)
PE1.2号、リーダーは25 lb。
手ドラグで調整しながらギリギリのテンションでの攻防。
テンションぱっつんぱっつんで、ラインビンビン。
タックルが完全にのされて全然魚を浮かせられない。
竿の中間部を支えながら、ポンピング。
15分ほどの格闘の末、ようやくリーダーの結び目が見えてきた。
手首が限界である。
しかし、ここからもまだ粘る。
勘弁しちくり〜。
ヒィヒィ言いながらやっと魚影を確認。
青物だ!
こりゃネットに入らんわい。
ガッツリフッキングしてたので、落ち着いて取り込み。
ふぅ〜
いやー、立派にはみ出しとるわ。
ブリだねこれは。
SUPの幅が75センチなので、90センチくらいはあるな。
SUPでの大物記録を大幅更新。
駆けつけた後輩に記念写真を撮ってもらい、リリース。
あー疲れた。
このタックルでの限界ギリギリサイズという感じ。
レベルギリギリでボスを撃破するのに似たこの感じ、たまりませんな。
ファイトしている間に潮止まりの時間となり、その後アタリはパッタリ。
飯を食って体力を補給し、今の内に風上に向かって漕ぎ貯め。
パラシュートを入れて、岸側に流しながらボトムをトレース。
レンジバイブ、バルト、マッスルショットなどローテーションしていくも、反応はない。
結局2時間ほどアタリなく、11時半納竿。
終わってみればアタリらしいアタリ含めてこのブリ1本のみ。
後輩はソゲ1、チヌ1で終了。
辛うじて大物を釣り上げることができたものの、全体的には渋い日であった。
だが、仕事に追われて不感症気味だった生活の中、久々に胸の高鳴りを覚えた釣行であった。
ところで、マゴチ保証を付けるという話だったので後輩を問い詰めたが、魚屋に行ってくれとのこと。
簡単に保証したらいかんな。
さて、今シーズン、気温的にはまだワンチャンあるかもなぁ。