金曜日の夜、釣り支度をしていると、
『パパ明日釣り〜? サイアクぅ〜』
と小2の娘。
そんなこと言ってもな、大人の漢にはやり遂げなくてはならない事があるのだよ。
さ、早くおやすみ。
…
しかし、そんなギャルみたいな喋り方をどこで覚えてきたのか。全く嘆かわしい。
さて、土曜日。
朝イチのフェリーで鬼ヶ島へ。
今回はサルとキジが同行し、目的はもちろん青鬼退治である。
巨大な青鬼用の棺桶(内寸85センチのクーラーボックス)を乗せて、いざ。
周りは殆どファミリーフィッシャーやエギンガー。
ヒソヒソ『あの人マグロでも釣る気かしら』
という冷やかな声。
フン、こちとら女子供のお遊びじゃねぇんだぜ?
島に到着して颯爽と磯へ。
風の感じからまずは磯Aを選択。
釣り場に着くといい感じでサラシが出ている。
潮は上げ4分くらい。
とりあえずサラシから打って銀鬼でもシバくか。
サラシのいい感じのスポットにミノーやバイブを通すも反応無し。
そこへサルがやって来て、
『先輩、あっちのシモリの奥に何匹か銀鬼いますわ。自分のタックルじゃ根に巻かれてダメっす』
どうもシモリの奥で2回ほど掛けたが敢えなくぶち切られた模様。
まだチェイスがあったようなので、カタキを取ってくれとのこと。
サルに連れられてその場所へ行きコモモでチェック。
こちらはワンドで波が穏やか。
投げて巻いてくると、本当に付いて来た。 が、Uターン。
再び投げるも反応が無くなる。
バイブにチェンジの速巻き。
これも反応無し。
今度はセットアッパー110S-DR にチェンジしてやや速巻きでジャークを入れたところで、グーンとバイト!
運良くシモリの手前まで追って来てから掛かったので落ち着いて追い合わせを決めてファイト。
と同時に激しく突っ込み!
デカイ!ドラグがジリジリと音を立て、ラインを引き出される。
リールを巻けず、竿のしなりで耐えるが、足下の根に突っ込む。
これはヤバいとドラグを少し締めてポンピングで強引に寄せる。
スナップ強度が24ポンドだったので不安があったが、なんとか寄せることができ、魚影を確認。
あれ、これは
…
青鬼やぁ!
道理で走る。
サルが無事にタモ入れしてくれ
77センチ、4キロくらいのヒラマサ。
アドレナリンドバドバの膝カクカク。
いやー、震えた震えた。
サンキューセットアッパー
早くも念願成就である。
いい感じのタイドプールがないのですぐさま締めて、タモに入れて海に漬けて放血。
ボケっと余韻に浸っていると、高波が来てタモから鬼がさらわれてしまった!
ヤバいヤバい!
慌ててタモを伸ばして救おうとするが、波と重さでうまくいかない。
マズイマズイマズイ!
…
…
ふー、なんとかキャッチ。
釣り上げる時より足ガクガしたわ。
危うく自分で証拠隠滅するところだった。
んで、残りの鬼退治はサルとキジに任せ、自分はこの青鬼のハラワタとエラを引きちぎり、濡らした麻袋で包んで車へと戻る。
無事に新鮮なままヒエヒエの棺桶(内寸85センチのクーラーボックス)に収めることができた。
見たか、俄かエギンガー供め。
若干ブカブカであるが、大は小を兼ねる。
再び磯に戻り、サルとキジの様子を伺うも、時合は終わってしまったようだ。
その後別のサラシ等をチェックするも、無反応。
潮も止まったので、一旦拠点に戻り、昼休憩。
午後は磯Bを攻めることにした。
続く。
ちなみに使用したタックル
A ヒラスズキ&青物兼用
ロッド: ヤマガブランクス BlueSniper103Lプラグスペシャル
リール: シマノ ヴァンフォードC5000XG
ライン: PE2号
リーダー: 40lb
今回こちらでファイト。掛けた場所が良かったのもあるが、それ程無理なくキャッチすることができた。
B 青物専用
ロッド: シマノ コルトスナイパー1000H
ライン: PE3号
リーダー: 40lb