先月越してきた家の庭が無駄に広い。
そして、雑草がすごい。
ひと月前に業者に全部刈って貰ったが、すぐに生えてきて、毎週ちょこちょこむしっている状況である。
どうも、シダっぽい背の高めの草が猛威を振るっているようで、調べてみたらワラビだということが分かった。
写真の右奥のエリアは、先週はまだ地面から顔を出しているくらいだったのに、一週間で50センチくらいまで成長してしまった。
恐るべき生命力。
しかも全部地下茎で繋がっているので、引っこ抜いてもいくらでも生えてくるという。
できれば除草剤は使いたくないので、根絶やしにするのは無理そうである。
うーん、困った。
で、よく調べてみると、まだ開いていない芽は食べれるとのことなので、とりあえず食べてみることに。
旬は春ということであったが、まだまだ新芽も頭を出していたので、適当なやつを根本からポキポキと折って収穫。
これを水で洗って、ネットに書いてある通りアク抜きしていく。
まず、お湯を沸かして火を止め、重曹を溶かし込む。
大体お湯1リットルに対して重曹は小さじ1杯。
これに収穫したワラビを浸す。
これを一晩漬け込む。
あんまり漬け込むと食感が悪くなるらしい。
今回は大体8時間くらい漬け込んで、一本取って水で洗って味見してみたら丁度よかった。
浸けてた水は鮮やかな真緑になっててびっくり。
洗ったワラビは白だしを5倍程度に薄めた汁に一晩漬け込んだ。
完成
芽は少し苦味があるが、茎の方はクセもなく、外側はシャキッとした食感で中はトロッとしており、出汁がよく染みてて旨し。
収穫時に1センチくらいの茎の径なら美味くいただけるようだ。
山菜はアク抜きとか手間が掛かるイメージがあったが、非常に簡単であった。
お浸しも、ただ浸けるだけだし、白だしだけで充分旨い。
意外と子供達も気に入っていた。
庭のワラビ、
とりあえず、駆除は難しそうなので、毎年食べながら付き合って行こうと思う。
全然食べ切れないけど。