1週間の出張の合間に休日を挟んだため、浜松を観光してみた。
浜松駅のパン屋のイートインコーナーで朝食をとりながら色々調べてみたが、男1人、公共交通機関で行ける楽しめそうなところは意外と少ない。
浜松城や掛川城、寺なども多いようだが、あまり歴史も詳しくないので候補から除外。
色々と考えた結果、せっかくの1人の時間なので、子供が出来てから足が遠のいていた美術館に行ってみることに。
とりあえず浜松市美術館を調べてみたが、休館日。
少し遠いが、秋野不矩(あきのふく)美術館に行ってみることにした。
話は逸れるが、ふらっと入ったこのパン屋、思いのほか美味かった。
コーヒーはサイフォンで淹れていた。
さて、
秋野不矩美術館は、遠州鉄道の新浜松駅から約30分、終点の西鹿島駅で下車し、さらにバスで10分ほど。
田舎なのでバスは30分〜1時間に一本くらいだ。
さらにバス停からも10分ほど歩かなければならない。
アクセスは非常に悪い。
美術館は小高い丘の上に建てられており、最後は割と勾配のある坂が待ち受けている。
お年寄りや足腰の弱い方はレンタカーやタクシーで行かれたほうが良いだろう。
じっとり汗をかきつつ、半ば後悔しながら辿り着いた。
が、
とても素晴らしいところだった。
建物の中は、木と漆喰の壁を使いながらも、モダンなテイストで、不思議で心地よい空間だった。
秋野不矩さんの作品も素晴らしいが、建築が素晴らしい。
展示作品は少ないが、入館料300円だし、建築を見るだけでも十分満足のいく内容だ。
苦労して来たが、これは来る価値あり。
そのあと、バス通り沿いにあった『山ノ舎』というお店でランチしながらビール。
人の良さそうな若いご夫婦でやっている雰囲気の良い店だった。
美術館にあった地図を見ると、本田宗一郎ものづくり伝承館が歩いていける距離にあったので行ってみた。
こちらは入館無料。
いくつかバイクや発電機などの展示があり、本田宗一郎の伝記やCVCCエンジンの開発経緯なども知れる。
小さいが、ホンダファンにはいいかも。
なんやかんやで、半日くらい潰せたので、次の出張の地へ。
長らく1人の時間を過ごす機会が無かったが、ゆっくり楽しめた。
明日からまた頑張ろう。